ポコグラファイト

POCO EDMグラファイト電極材料

材質は超一級

世界の放電加工分野で使用されています。(アメリカ製)

成長を続けるEDM。実績ある正確な技術としての地位を占めており、従来の機械加工ができなかったものではなく、それができるもののために選択されています。EDM機械加工技術は、グラファイト電極原料の重要性が増加した新しいアプリケーションの世界を生み出しています。
その中でもPOCOの放電加工用グラファイト電極材料は、放電加工性の優れた能力、電極の形状加工性の良さから、米国、ヨーロッパでは殆どの電極材はグラファイトになっております。仕上げ加工の分野に高速スピンドルが進出してきていますが、多くの加工は未だ放電加工を必要とし、特に精密微細加工には非常に重要な位置を占めています。
日本では銅電極がまだ一般的に使用されていますが、グラファイトの優位性は多々あります。特に微細加工は、電極製作が容易であり、放電加工能力つまり、加工速度、電極消耗度が大変優れています。
なかでもポコグラファイトは、他のグラファイトメーカーを遙かにしのぐ性能を誇っております。そしてその実績が、放電加工機電極の世界標準として認知されております。最敵な電極材を選択するには、次にあげる5つの要素が大変需要と思われます。
金属除去率(MRR)通常、金属除去率は単位時間当り、立方ミリメートル(mm3/hr)で表されます。最大のMRRを達成することは、機械を正しく設定するだけではありません。放電加工で放射される直接的なエネルギーも関係します。
グラファイトは通常、金属性の電極と比較して効率性がかなり高いという利点がありますが、グラファイトの種類によって金属除去率が大きく異なります。但し電極材料/加工金属/用途を適切に組み合わせることによって金属除去率を最適化することができます。
摩耗抵抗(WR)消耗には、体積、コーナー、エッジ、側面の4種類があります。最終的な電極形状は特にコーナー、エッジの消耗にどのくらい耐えられるかによって決定されるので、4つの中でコーナー、エッジの消耗が最も重要です。
電極が最も脆弱なこの2点で消耗に耐え ることができれば、全体的な形状損失が最小になり、電極の寿命が最大になります。電極の消耗を防ぐことはできませんが、適切な電極原料/加工金属の組み合わせを選択して、最適な設定で機械加工を行えば、最小限にすることができます。
精密に形成された電極の能力は、消耗に対する抵抗と可削性に直接関係があります。コーナーなどの消耗を最小にするには、高い強度と高い融点をあわせ持った電極原料を選択することが必要です。
表面仕上げ細密な表面仕上げは、適切な電極材料、良好なフラッシング条件、 適切な電源設定を組み合わせることによって得られます。表面仕上げを良くするには、最適なTonとIpを選択することが必要です。
最終的な表面仕上げは電極の表面の写しになるので、最適な電極の選択は極超微粒子の高密度グラファイトです。
可削性グラファイトを機械加工したことがあれば、グラファイトの切断が非常に容易であることがおわかりでしょう。単に加工が容易なだけでは、その原料が電極に最適な選択肢になるとは限りません。放電加工時の異常放電等による損傷に対する強度も必要です。
精度の良い微細加工を実現するには、強度と小さい分子サイズが重要です。また、グラファイトの切削性を考える場合、材料の硬度も重要な要素となります。電極材料は硬い方が加工時に欠け易くなります。
原料コストー般に、電極材料の価格は放電加工作業コスト全体に比べてごくわずかにもかかわらず、電極原料のコストだけで電極材料を選択するとしたら、結局は全体のコストが上がり最終的には間違った選択になります。
組立時間、加工時間、労務、電極の消耗などこれらのファクタは、すべての他の要素よりも電極材料に依存しています。したがって、加工する金属によって、利用できる電極材料の特性と特徴を知っておくことが重要です。このデータによってのみ、放電加工作業の真のコストを決定するコスト/パフォーマンス分析を行うことができます。
POCOの技術支援ポコ社では世界中の有名放電加工機で最適なデータをとっています。もし電極材料に関する質問がある場合は、弊社までご連絡下さい。ポコ社の技術サービス要員は、長年にわたって実践的なEDMの経験を積んでおり、設計、機械加工、加工条件、あるいは電極管理技術が関連するあらゆる実際的な状況について お客様をお助けすることができます。 カタログ ダウンロード